パティシエ

パティシエはフランス語で『お菓子職人』と言う意味ですが、本来はフランス料理の代表的なパテ料理を作る料理人のことです。いつのまにか、洋菓子やデザートを作る専門の職人をパティシエと呼ぶようになりました。パティシエは男性で、女性の場合はパティシエールと呼びます。
デザート2パティシエになるのに特別な資格は必要ありません。しかし、パティシエとしての技術や知識を証明する資格として、国家資格の「製菓衛生師」を取得すれば、転職や就職、独立に有利になることでしょう。

デザート1メディアで様々な『スイーツ』が取り上げられ、それらを作るパティシエの人気も急上昇しています。高名なパティシエの作るデザートは、もはや洋菓子ではなく芸術品とも言え食べるのが惜しくなることもしばしばです。パティシエとしての成功には味の追求はもちろんですが、食の安全に対する知識と高いデザインセンスが求められます。
パティシエとして独立開業するなら、経営やマーケティングの知識も必要となるでしょう。多くの場合、洋菓子店やホテル、レストランなどで経験をつむようです。将来なりたい仕事のひとつとして注目を浴びるパティシエですが、実際の業務は意外とハードで、体力も必要です。お菓子作りという夢のある仕事ではありますが、パティシエという職業はスイーツほど甘くは無いようです。

フードコーディネーター

フードコーディネーター「食にちなんだ情報を提供するプロフェッショナル」です。
いま「食」の分野では仕事の細分化、専門化が進んでいます。「食育」という言葉もよく耳にします。そんな「食」の世界を、専門の垣根を越えて有機的に結びつけるのがフードコーディネーターの仕事です。
j0403546[1].jpg雑誌の料理ページやテレビ番組、CMなどの食の場面の撮影現場で、調理から器選び、盛りつけ、テーブルコーディネートまでを担当します。また飲食店や食品メーカーでメニューや商品開発や、飲食店のプロデュースを手がける人もいます。もちろん料理教室の講師の仕事もあります。
j0403771[1].jpgフードコーディネーターの仕事は、ときには華やかな部分もある一方でそのほとんどの時間は、地味で根気のいる作業に費やされます。「よりよい食の提案者」になるためには相当な体力と氣力が必要とされるのもフードコーディネーターの世界です。
フードコーディネーターの世界は肉体的にもハードですが、テーブルセッティングなど、女性らしさを活かせる分野でもあるのです。

フードコーディネーター受験者は女性の割合が高く、栄養士、調理師の資格をもつ人が多いようです。
栄養士の資格を持っている人の場合、例えばカロリー計算ができるという点が仕事の現場で強みとなることが多いようです。
栄養士の知識をベースにさらに「食」の演出やデコレーションといった、芸術的な部分を強化していくことで仕事の幅と深さが増すことは間違いありません。また、調理師免許を持っている人の場合、食材の良し悪しを選ぶ力や日本料理、中華料理、フランス料理、イタリア料理、製菓など、プロとしての調理技術をマスターしているという点が強みとなって活きてきます。
j0400563[1].jpgフードコーディネーターは、「料理は作るのも食べるのも大好き」という人が大前提。普段から「もっと美味しく食べるには?」「もっと楽しく食べるには?」「もっとバランスよく食べるには?」といったことを探求し続け、根気強く、しかもとっさの機転が利く人が向いています。また一歩先の新しいものを察知し、分析する力も必要となるでしょう。
フードコーディネーターの資格は1級から3級まであり、2級がプロへの入り口のレベルです。
「食」へのあくなき好奇心と「食の仕事」に寄せる思いとがきっとあなたを支えてくれることと思います。

栄養士・管理栄養士

『栄養士』『管理栄養士』とも、病院で医師の指導のもと患者への栄養指導、生活習慣病の予防や健康増進のための栄養指導や、給食施設での栄養管理・栄養指導などが主な仕事です。
j0144215[1].jpg管理栄養士は栄養士を指導管理する立場にあり、一般の栄養士の上級職に当たります。栄養士も管理栄養士も、両方とも栄養士法に基づいた免許ですが、次のような違いがあります。
まず免許を受ける人が違います。栄養士は都道府県知事から免許を受け、管理栄養士は厚生労働大臣から免許を受けます。
栄養士は、栄養学に基づいて栄養管理や食のアドバイスを専門的に行い、より豊かな食生活を送れるよう多くの人々の健康をサポートします。
j0177949[1].jpg管理栄養士は、栄養士の中でも栄養学や健康管理に関してより高度な知識と技術を要し、学校や病院などの給食施設において栄養士・調理師への栄養指導や、傷病者に対する療養のために必要な栄養の指導を行ないます。
あらゆる食品の調理法の改善、献立表の作成、ダイエットを目的とした食事療法のメニューづくりなど、その業務内容は実に様々です。難しく書きましたが、簡単に言うと、栄養士は健康な人への予防・健康増進に業務を限られますが、管理栄養士は、栄養士の業務範囲に加え病人への栄養管理・栄養指導が業務内容となります。また一定数以上の食事を供給する施設では、管理栄養士を置くことが義務づけられ、病院での栄養指導は管理栄養士が行った場合でなければ診療報酬(保険点検)の請求ができなくなりました。
j0178458[1].jpg近年では、肥満や生活習慣病などの増加に伴い、その予防法や治療法には食事療法が欠かせません。社会全体の健康指向が強まる中、生活習慣病の予防やダイエット、スポーツ、栄養クリニックの分野など、管理栄養士の需要は大きくなる一方です。
難易度の高い資格ですが、栄養士として仕事をするには、社会的信用の面からも、管理栄養士の資格があったほうが有利でしょう。

調理師

「調理師」とは、食品の栄養、衛生、食中毒、適切な調理法など、関連分野の幅広い知識と理解を持つ調理のスペシャリストです。調理師の名称を用いて調理の仕事ができる者として、都道府県知事の免許を受けた者をいいます。料理人として働くのに必ずしも調理師の資格は必要ありませんが、レストランなどでは調理師資格取得が採用条件の一つだったり、1万円前後の資格手当がつく場合もあります。
j0178002[1].jpg日本料理、西洋料理、中華料理などの飲食店、企業や病院などの給食、あるいは飛行機の機内食、食品関係企業の開発部門など、料理がつくられるありとあらゆるところに活躍の場があります。
「食の多様化」が進む現代、人々の「食」に対する関心もますます高まり調理師へのニーズは高まる一方です。街にはさまざまな飲食店があふれており、どんな料理をつくるにしろ、取得しておくと有利な資格が国家資格である調理師なのです。
しかし現場では、調理師の資格を取得してからが、本当の修業。調理師資格取得から経験を積んで腕を上げ一流の料理人をめざします。
j0403771[1].jpg一流のレストランや料亭でトップに立つ調理人なら、年収1000万円から2000万円も十分可能です。独立して飲食店のオーナーになる場合には、調理の技術はもちろん、マーケティング的な視点を持ったメニューづくりや店の雰囲気づくり、出店計画といった経営ノウハウも必要となってきます。上位の資格として専門調理師・調理技能士があり、スキルアップ・キャリアアップのスタート資格といえるでしょう。また調理師の資格があれば、申請するだけで食品衛生責任者の資格を取ることができます。さらなるキャリアアップに専門調理師、調理技能士の資格を取れば、一般調理師より高いレベルにあることの証明となります。
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調理師は栄養士の必要がない規模の給食施設、飲食店において「設置するよう努めなくてはならない」という努力義務規定により、これからますますニーズの高まる資格といえるでしょう。
調理だけでなく、食材にも通じ衛生管理も心得ていると広く認知されている調理師免許を保有することは、就職・転職にずっと有利になります。