秘書には大きく分けて5種類あります。『
外資秘書』『
医療秘書』『
学者秘書』『
議員秘書』そしてビジネスの場での『
役員秘書』。

それぞれに求められる知識・能力は多少異なりますが、共通するのは
上司の身の回りの世話、メールや電話の応対、来客の接遇、スケジュール管理、書類・原稿作成などです。一般にビジネス上の秘書は『
役員秘書』を指し、その資格検定は毎年20万人近くが受験するビジネス系の定番資格です。
(財)実務技能検定協会が主催する秘書技能検定試験は、秘書としての資質や職務知識、一般知識のほか、文書作成、ファイリングなどの技能、マナー・接遇を評価する資格です。専門的な知識と技能が問われる1級、準1級、一般的な秘書業務を行うのに必要な力があるかどうかが評価される2級、初歩的な3級とあり、4ランクに分かれています。終身雇用制が崩壊し転職志向が高まるにつれ、企業内でのマナー研修の機会が減り、ビジネスマナーを身につける機会も減っています。秘書検定取得を目指すことで、ビジネスパーソンとしての常識・マナーが短期間に体系的に身につきます。
そのため、秘書を目指す方はもちろん、人事や総務などの事務系の方から営業窓口の方まで、
「常識ある社会人」を目指す方の検定ともいえます。 履歴書に記載すれば企業側からは
「仕事のベースとなるビジネスマナーや人間関係の知識が身についている」と高く評価され、上級資格取得者には資格手当を出したり人事考課の評価材料とする企業もあります。
就職活動を控えている学生の方や転職を考えている方にはぴったりの検定です。
秘書は専門的職業であり、性格による向き不向きがあるといえます。

上司とよい関係を築き、多くの人に信頼されるには、秘書になりたいという意欲だけではなく、秘書に必要な性格と能力を備えなければなりません。
*人の世話やサポートが好きなこと。*明るく清潔感があり、印象がよいこと。*状況に応じて必要なことを行う的確な判断力、大事なスケジュールや人の名前を覚える記憶力、多くの仕事を要領よくこなす行動力、次の仕事を先回りして行う洞察力。*上司の人間関係をよりよいものに保つ対人関係能力。*上司のよき理解者であること。上司に信頼されること。*自分の考えに固執せず、上司の考えに従うこと。*秘密が保てること。これらが『秘書の資質』といえるのではないでしょうか。
最も重要と言える
『周りの物事によく気が付き、コミュニケーション能力が高い』は女性向けの資質だと言えます。
秘書職は、雑多な仕事を手際よく片付けなければならず、何でも屋になりがちで、専門家の補助を兼務しない場合は何か特定の技術を身につけるのは難しいと言えます。
また、相手のやり方に合わせなければならないので、ストレスが溜まることもあるでしょう。
しかしその反面、
自分個人ではできないような大きな仕事を上司を介して遂行するといったやりがいがある仕事です。
多様な仕事は飽きが来ないし、上司と一緒に物事を達成してゆく充実感や、相手に感謝され必要とされている実感を持つことができるのも事実です。友達とは行けないような高価な食事のお相伴をする、仕事でなければ行けない観光地や外国に行く、といった機会もあるかもしれません。